統合失調症と嫁～死の後遺症～

前回の続きです。

大量の薬を飲んで眠りについた嫁。

本当ならそのまま、目を覚ますことはありませんでした。

しかし、睡眠薬が切れ

薬を飲んでから２～３時間後だったでしょうか。

嫁は目を覚ましました。

あ、生きてる・・・

眠りにつく前、

本当の自分の気持ちに気付いてしまっていた嫁は

死ぬ、ということが

とてつもない恐怖に変わりました。

その時、ふと手に取った携帯。

一件のメールが来ていました。

大学の先生・・・

「さっき大学に来た時、様子が変だった。もしなにかあったら、すぐ連絡して」

一番下に電話番号が書いてありました。

すぐにその番号に電話をかけ

先生助けて。薬いっぱい飲んだ。どうすればいい・・・

手が震え、朦朧としている中で

先生に言われるがまま、救急車を呼びました。

「先生もすぐ行くから！」

もし、あの時先生からメールが来ていなかったら

わたしはどうしていたのだろう。

救急車を待つ間、

玄関でうずくまり、震えながら父に電話しました。

ごめんね、ごめんね、死のうとした。

今から救急車が来る

・・・救急車で運ばれたわたしは

すぐに胃洗浄をし、

胃の中の薬は全てきれいにしたので

あとは吸収された分が排出されれば

と家族は言われたそうです。

病室に運ばれる際に家族と再会した嫁、

父が

どうしてこんなことに・・・

と泣いていたのを覚えています。

一命をとりとめ、そのまま入院となった嫁でしたが、

思っていたより吸収された薬の量は多く

数日後には肝臓が壊死しはじめました・・・

重い話なのでここらへんで。

また時間のある時に続きを書きます。

またね(*'▽')